単身赴任マニュアル㉒「うつかな?と思ったら」
今回は、松江とは直接関係のない話です。
単身赴任になり、
・家族と離れて寂しい
・一人暮らしに慣れない
・新しい職場、新しい職種に慣れない
・仕事が辛い
・本社から地方への転勤、いわゆる左遷になった
などなど、単身赴任がきっかけでうつ状態になる方が多くいるようです。
私も⑱「松江への転勤」で書いたとおり、うつ状態になってしまったのです。
ただ、これは松江に来る前、初めて単身赴任した神戸のときからそのような状況になってしまいました。
もしかしたら私のように思い悩んでいる人がいるのかな、と思って今回書きます。
「うつ病」これは自分で認めたくないでよね。
でも、私の場合、神戸転勤直後から胸の動悸が止まらない、いつも何かが胸に詰まっている、食欲がない、ぐっすり眠れないといった状況が続きました。
こういう悩みって、妻にもなかなか打ち明けられないし、友人にも話せないですよね。自分の弱いところ見せたくない、という思いもありますから。
心療内科に行こうかどうか迷いました。心療内科に行くのは自分の負けを認めているような気がしましたし、保険会社の社員でから知っているのですが、一度うつ病と診断されると生命保険にはがん保険くらいしか入れなくなるんですよ。これもメンタルブロックになっていたのです。
でも悩みに悩んだ結果、単身赴任1年目の夏、思い切って心療内科に行くことにしました。
どこもそうだと思いますが、初診は予約制です。なぜかというと最初は先生からの時間をかけてカウンセリングを受けるからです。
実はこれだけで結構気持ちが楽になるんです。今まで誰にも打ち明けられなかったことを包み隠さず素直に話せるからです。家族や友人と違ってカッコつける必要がないですし、ちゃんと話さないと適切な処置がなされませんから。
治療は投薬です。先生との会話の中から自分の症状にあわせて処方してくれるんです。最初は薬があっているかどうか確認が必要なので、2週間おきの通院になりますが、いずれは1か月に1回となります。
今も神戸から転勤するときに紹介状をいただき、松江の心療内科に通っています。
もうすぐ通い始めて2年。通ってどうだったかと言えば、よかったと思います。
先ほども書きました通り、話を聞いてもらうだけでも気持ちが落ち着くし、薬の効果もありますから。
単身赴任で悩んでいる方、無理せず心療内科に通いましょう。もちろん精神科でも大丈夫です。厳密にいうと心療内科と精神科は違いますが、実際は診療科目に両方書かれていることが多いですので。
先ほど書いたとおり、初診は予約制です。クリニックによっては数か月先にならないと予約取れないところもありますので、思い立ったらすぐ電話しましょう!